ドラマ『エクスパンス ―巨獣めざめる―』第2話「大いなる空虚」あらすじと感想

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『エクスパンス ―巨獣めざめる―』第2話「大いなる空虚」より

ドラマ『エクスパンス ―巨獣めざめる―』シーズン1第2話のあらすじと感想になります。ネタバレありですので、未視聴の方はご注意ください。

あらすじ

 仲間を殺されたことで頭に血が昇ったホールデンは、危険を顧みず海賊の船団を追跡しようとする。クルーに諫められ思いとどまるが、船内には険悪な雰囲気が漂う。

 刑事のミラーは失踪した女性ジュリーの行方を追う。彼女の自宅を調べ、活動家となった彼女と父親の間に不和が生じていたことを知る。また、その仕事の傍ら、水資源の盗難グループを追いかける。ジュリーが所有する船でOPAと思われるケレスの住民を連れて出航した後、行方不明となっていたことが判明する。

 一方、アヴァサララはOPAテロリストの尋問を継続し、ステルス技術の出所を探る。テロリストはベルタ―が連邦に抱く憎悪の正当性について語り、自身の思想を曲げようとはしない。

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水分で満たされたタンクの外ではまともに呼吸することすらできないベルタ―。

エクスパンス ―巨獣めざめる―』第2話「大いなる空虚」より

地球と火星は現在冷戦下にあるが、OPA単独ではステルス技術の調達は難しいと考え、火星がOPAと手を組んで開戦の機を狙っているのではないかと推測する。捕らえられていたテロリストは、月への搬送中に自害してしまう。

 海賊船からの攻撃によって通信機器に不備が生じてしまったナイト号。救助を呼ぶため、ホールデンはアンテナ修理のため船外へと出るも、状況は想像以上に悪い。さらに、船員のアレックスが宇宙服の不調から低酸素症に陥り、酸素をシェアした医務員が一時は意識不明となる。船内には絶望的な空気に包まれるが、すんでのところで医務員は息を取り戻し、事なきを得る。

 なんとかアンテナを修理するが、依然困難な状況下にあるナイト号の面々。自力での帰還が不可能なため、救難信号を発して救助を待つほかない。一方で、輸送船を襲った船団がステルス技術を利用した火星人であったことを知る。

 奇跡的に救難信号に応答があったが、それは火星の船からのものであることが判明する。先ほど輸送船を襲った船団が火星人の軍である可能性が高いため、船内に緊張が走る。しかし、既に船内の酸素は底をつきかけているため、火星人の捕虜となることを選択する他ない。

 無策で火星人の捕虜となった場合、輸送船攻撃の情報を隠蔽するためにナイト号のメンバーは始末されてしまう可能性がある。そこでホールデンは、輸送船が火星船団に襲われ撃沈されたことをケレスへと知らせる。地球と火星の関係が悪化しかねない危険な行為であるが、自分たちの身を守るためやむを得ない。

 通信終了後、火星の船がナイト号へと到着し、ホールデンらは捕虜として捕らえられる。

感想

 ホールデン、ミラー、アヴァサララの三パートが目まぐるし切り替わります。ホールデンが意外にも求心力に欠けることが露呈した回でした。

 また、今回はベルタ―の悲惨な境遇と彼らの思想のについてもスポットがあてられています。低重力下で生まれ育ったベルターは、地球では満足に呼吸することすらままならないという有様。先祖の故郷に帰ることすら不可能な彼らが被害者意識を強めるのは当然ともいえます。

 水と空気の資源としての貴重さも改めて強調されていました。汚水すら盗難に遭うほど貴重なものであることが表現されていましたが、供給が途絶えた場合のことを考えると、今後政治・軍事面でのドラマが動くうえで、資源輸送上の問題が大きなポイントとなってくることが考えられます。

 

ドラマ『エクスパンス ―巨獣めざめる―』第3話「カンタベリー号」あらすじと感想 - Nanyak